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大いなる疑問(1/3):誰が私たちをつくったのか?

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説明: 誰もが抱く“大いなる”疑問に対するイスラームの回答。

  • より ローレンス・B・ブラウン
  • 掲載日時 06 Dec 2009
  • 編集日時 21 Oct 2010
  • プリント数: 343
  • 観覧数: 11125 (日平均: 3)
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人生において、誰もが一度はこう問いかけたことがあると思います:“誰が私たちをつくったの?”“なぜ私たちはここにいるの?”と。

では実際に、誰が私たちを作ったのでしょうか?無神論者はビッグバンや進化論を説き、また別の者たちは神の名を挙げます。“分かりません”という人たちは、意図的に自分をそういう状態に置く無神論者であると言えるでしょう。なぜなら彼らは神の存在を否定するからではなく、そう確言することが出来ないからです。

ビッグバン理論は宇宙の起源を説明出来るかもしれませんが、ビッグバンの元となった原始のガス雲がどのように発生・形成されたのかまでは明らかに出来ません。理論的にはこの原始的ガス雲がお互いを引き寄せ、収縮し、爆発したとされていますが、これはなぜ発生したのでしょうか?それは私たちの銀河を構成する物質だけでなく、宇宙全体の何十億にものぼる、これまでに知られている他の銀河系外星雲の物質も含まれていたのです。それらの起源は何でしょうか?誰が、いや何がこの原始的ガス雲を作ったのでしょうか?

同様に進化論は化石の存在を説明出来るかもしれませんが、人間の生命の本質であり、私たち皆が持っている魂に関しては沈黙してしまいます。魂について私たちはその存在を感じ取り、それについて話し、そしてたびたびその救済を祈ります。しかしそれがどこから来たのかを説明出来る人々は、宗教的な人々しかいません。また自然淘汰説は生物の物質的な側面の多くを説明出来ますが、人間の魂については説明出来ていません。

更には、宇宙や生命の謎を研究する者は誰しも、神のしるし[1]  を証言せずにはいられないのです。人々がそれを信じるかどうかは、また別の問題です。要するに私たちが絵画を見ればそれを描いた画家の存在を知り、彫刻を見ればその彫刻家の存在を知るように、創造物を見れば創造者がいることを知るべきではないでしょうか?

宇宙の起源が爆発であり、不規則な事象と自然淘汰によって完全な調和が造成されたという概念は、廃車場に何発もの爆弾が投げ込まれることによって、その内の一つが早かれ遅かれ欲した通りの色と形の完全なメルセデス・ベンツを形成するのではないかという提案とこれっぽっちも異なってはいません。

一つ私たちにはっきりと分かっているのは、何らかの制御の働きがなければ、全ての秩序は混乱に陥ってしまうという事実です。しかしながらビッグバン理論や進化論は、混乱が完全なる秩序をもたらしたとし、その全く逆を示すのです。ビッグバンや進化は計画的な事象であるとする方が、理にかなっているのではないでしょうか?そう、創造主の計画によって。

ある遊牧民が、不毛の砂漠の真ん中のオアシスに精巧に造り上げられた宮殿を発見するアラブの寓話があります。その遊牧民はその住人に、どうやってそれを造ったのか尋ねます。住人はそれが自然の力で造られた宮殿であると説明します。つまり風が岩を刻んでオアシスの傍らに運び込み、宮殿を形作り、それから羊毛の束を連ねてそれが絨毯や壁掛けとなり、また材木が飛んできて家具や扉、窓台やふち飾りになり、宮殿内の適格な箇所に配置され、稲妻は砂を溶かしてガラスにした後にそれを窓のフレーム内に収め、それから黒砂を精錬して鋼鉄に変え、それでもってフェンスや門を形成した後、それらを完全な直線と左右対称に整えたのだと。しかもこの過程は何十億年もかかり、地球のこの場所だけで起きたのだと。そしてそれは全くの偶然によるものだというのです。

私たちは眉に唾をぬると同時に、はっと気付きます。その宮殿は明らかに計画的に建てられたのであり、それが偶然などではないことは勿論のことです。しかしそれよりも無限に巨大である私たちの宇宙と生命の起源に関しては、何に(または誰に)帰されるべきなのでしょうか?

無神論者によるその他の典型的な議論として、人々が創造において不完全と見なすものに焦点を当てるということがあります。それらは“どこそこで何々が起こっっているというのに、どうして神が存在し得ましょうか?”といった議論です。それらの不幸は自然災害や生まれつきの欠点、大量虐殺からおばあちゃんの癌まで、多岐に渡ります。しかし問題はそれではありません。問題は私たちが人生において不公平であると感じるものに関して、神が私たちの人生を不完全なものとするはずがない、神はこの地上に正義をもたらすはずだと仮定し、それを根拠に神を否定することなのです。

う〜ん…何か他に良い選択肢はないのでしょうか?

私たちは、神はこの地上における人生を楽園ではなく試練としたのであり、その報奨と懲罰は究極の正義の場とされる来世でのものとした、と容易に提案することは出来ないでしょうか?私たちはこの概念を支持するものとして、神に選ばれた預言者たちよりも現世で苦難を被った人々はいるのだろうか、と質問することが出来ます。現世において遭遇した苦境にも関わらず真の信仰を維持した者以外に、一体誰が天国の最も高い位階を得ると予測出来るでしょうか?

このような論理によって、最初の“大いなる質問”である、「誰が私たちを造ったのか」という質問に答えることが出来ると思います。私たちが創造物である時に、神が創造主であることを認められないなどということがあるでしょうか?

もしこの点において賛成することが難しいのであれば、ここから先を読み進める意味は余りないかも知れません。しかし賛成出来る人々は、“大いなる質問”第二部へと読み進んでみて下さい。「なぜ私たちはここにいるのか?」言い換えれば、「人生の目的とは一体何なのか?」という問いに。

 

Copyright © 2009 Laurence B. Brown.

 

著者のローレンスB. ブラウン博士について:

彼とは、BrownL38@yahoo.comから連絡をとることが出来ます。彼はThe First and Final Commandment (Amana Publications)と、Bearing True Witness (Dar-us-Salam)を著しています。近刊書として、歴史物のThe English Scrollと、第2版のThe First and Final CommandmentMisGod’ed、続編のGod’edとして書き直され、分割されています。



Footnotes:

[1] この件に関しては、その宗教的傾向を全て抜きにしても、ビル・ブライソンの「A Short History of Nearly Everything 邦題:人類が知っていることすべての短い歴史」(日本放送出版協会 2006/03)を読まれることをお勧めします。

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