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ニコール・アレル 米国出身の元キリスト教徒

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説明: 真の宗教の探求は、彼女をイスラームへと導きます。

  • より ニコール・アレル
  • 掲載日時 24 Nov 2014
  • 編集日時 15 Feb 2015
  • プリント数: 41
  • 観覧数: 3370 (日平均: 2)
  • 評価: 5 から 5
  • 評価者 1
  • メール数: 0
  • コメント日時: 0

私はよく、いかに自分が祝福されているかについて思いを巡らせます。私が今生きている人生は、たった一年前に予期していたような人生とは天地の差があります。たとえば、朝に起床したとき最初に思い浮かぶことや、目指している人生の道、そして特に心と魂です。一年以内に私の人生がこれ程までの転換をするとは、夢にも思いませんでした。それだけではありません。私が今歩んでいる道は、以前には存在していると思いもしなかった道につながっています。旅路の始まりからは、そこから最終的にどこに辿りつくのかは分からないものです。

幼年時代、私は教会に連れて行ってもらうことが好きでした。コミュニティの居心地、そして神の崇拝は、私の心を魅了していました。私は自分でもそういう思いを実感する前から、神のお近付きになることを切望していました。なにか説明のつかない圧倒的なものが幼い私の魂をとらえており、私は日曜日の朝に父親を起こしては、教会に連れていってくれるようお願いしていた程でした。

あいにく私の家族は平均的な米国人キリスト教徒と同じように、年に2度のカトリックのミサ(クリスマスと復活祭)に出席すれば、自分たちを宗教的と呼ぶことに満足していました。そのため私は「(教会に行くのは)今日じゃなくて、たぶん来週ね」というフレーズに慣れて育ちました。がっかりした私はすねて部屋に閉じこもり、翌週の日曜日が来るのを待ちわびたものでしたが、同じことが翌週も繰り返されていました。

成長するに従い、私は実現することのないお願いをを止めることを学びました。私は自由時間の全てを一人で世界文化や宗教書などの読書に費やしました。自分の宗教であるカトリックの歴史について学び始めた私は、教会が教義に対する質問を非難する傾向を嫌悪するようになりました。私はこう思いました。「これがキリスト教の正しい宗派であるはずなんかない。

時間が経ちましたが、私はまだ心に響くような宗教を見つけていませんでした。私は多分、幼少のときに教会で感じたものと同じような感動を求めていたのかもしれませんし、それがナイーブな願望であることも知っていました。宗教からの疎外感は、その宗教の主張と矛盾を知ることによって起きることです。

私はどんなに努力しても、三位一体論がしっくり来ませんでした。私は理解の不可能な概念を、どのように信じれば良いのかが分かりませんでした。またキリスト教においては理性が受け入れられず、教義に疑問を呈すことは信仰心の弱さのしるしであると見なされることに怒りを感じていました。そうなのであれば、神が人間に理性を与えたのはどのような理由からになるのでしょうか?

やがて私はすべてをあきらめ、自分が真理に到達することはないのだろうと思うようになりました。私は、神はいるものの、人間が神の性質を知る術はなく、神に実際に会うまでは、人間が真の宗教を知ることもないのだろうと断念してしました。

私につい最近、なにか説明のつかないことが起き、真理の探求を再開する気になるまでは、そうした考え方を長い間持っていました。私がその気になったのは、まるで声のようなものが聞こえるようになったからですが、それは一般的な感覚でいう声ではありませんでした。それはあたかも、いかにかき消そうと試みても常につきまとう、しつこいせがみのようなものでした。

私は当然のようにバイブルを購入し、どこかのページに真理が隠されているのではないかと思いました。ひょっとすれば、以前それを読み過ごしていたのかもしれないと思ったのです。実際にそれが、一番真理に近かったのです。

バイブルを読んでいる最中は、当時の世界情勢のことばかりを気にかけていました。私は空き時間の全てをパレスチナ人とスーダン人のための権利の嘆願と、世界のあちこちで起きていた戦争に対する反対の意思表示ために政府機関に手紙を出したり、キリスト教の諸宗派について読んだりしていました。

私はもしお金を集めることが出来れば、パレスチナでボランティアをすることも計画しました。現地での紛争、そして自分自身の旅行計画から、当然のことながらイスラームについて読み、その信仰について理解することは、彼らを助ける上で必要であると感じました。

私はムスリムの信仰について読んだこと、つまり三位一体ではなく唯一神の概念、バイブルには欠けていたすべての預言者たちへの敬意の念、クルアーンにおける科学的事実、イスラームの普遍性、母親の尊重、家族の尊厳などに、心を奪われてしまいました。それは私がそれまで出会った中で、理にかなっていながらも、神の神秘性にも満ち溢れた唯一の宗教だったのです。

でもイスラームは、アラブ人のための宗教なのでしょう? 若いアメリカ人女性が関わりを持つべき信仰ではないはずです。そう思い込んでいた私は、やがてイスラームは世界で最も早く成長している宗教であり、ムスリムの大半はアラブ人ではなくこと、そして欧米のイスラームの成長において最も急速に進んでいるのは、統計上私が属している、若い白人女性の間であることを知りました。

キリスト教から実際に背き去るという考えは、たとえキリスト教がいかに価値の小さなものであると思えても、とても恐ろしく混乱させるものでした。私は日曜日に無宗派の教会に行き、バイブルをより多く読むことにしました。私は自分が求めていたものが見つかることを祈りましたが、それはさらなる混乱をもたらしただけでした。私は依然として三位一体を受け入れることが出来ず、またバイブルにおいてイエスは彼自身が神であるとは一度も主張したりはしなかったことに衝撃を受けました。

神が地上に降りてきて、私たちの罪のために死んだということを信じなさいと言うことなど出来るでしょうか? ローマ帝国時代、キリスト教の急激な布教と発展と共に、キリスト教の信条が多神教的要素に織り込まれたという衝撃的な事実について説明することなど出来るでしょうか? また放蕩な人生を生きながらも、イエスを信じさえすれば天国に行けるというキリスト教の主張については? もしイエスが神の化身であると主張されたなら、神に見捨てられたとイエスが泣き叫んだことは何を意味するのでしょうか? イエスが彼の後に「Comforter (慰める人)」が遣わされると言及したのは、誰についてなのでしょうか?イエスの後に現れると予言された「Spirit of Truth(真理の魂)」とは誰のことなのでしょうか?

それらの疑問に押し潰されそうになった私は、必然的なことを行いました。職場で座りながら、「私が従うべき宗教をお示しください」と神に祈りました。もし私がムスリムになるべきなのであれば、神は私にしるしを示されるでしょうか?

それから、私はハンドバッグをつかみ、駐車場へと向かいました。すると驚くべきことに、私の車の横にムスリム女性が立っており、なくした鍵を探していました。これは、私が祈ったしるしなのでしょうか? 私の頭は「そんな訳ない」と言いましたが、この機会を逃すまいと、私は彼女に話しかけました。

「すみません、質問しても良いですか? あなたはムスリムでしょう?」彼女は異文化や異宗教に全く無知な一般人からよく受ける無知な批判を予期し、少し尻込みしたように見えました。「はい、そうです」と彼女は答えました。私は自分が知っているマスジドに彼女が通っているか聞いてみました。私はイスラームが、自分にとって理にかなった唯一の宗教である様に思える、と彼女に簡潔に言いました。彼女は私が帰途マスジドに行くよう強調しましたが、私はまずクルアーンを読みたいと言いました。

車を運転する帰り道、気がつくとマスジドの前に駐車していました。私は一瞬、これがもう一つのしるしなのではないかと思いましたが、私の頭は再びその思いを否定しました。私がヒラヒラと揺れる扉の前まで歩くと、私の頭はただちに車に戻り、即刻家に帰るんだと言っていました。しかし、私の両足は脳の命令を無視し、私を前に進ませていました。

女性セクションを見つけた私は、これまで見た中でも最も陽気な顔に迎えられました。このムスリム女性は、私と同じ年齢のアメリカ人改宗者でした。それだけではありません。彼女は私と同じ名前を持ち、自分たちの過去と家族を比べ合った私たちは、その類似性を否定することが出来ませんでした。言うまでもなく、私はその日、その場所でシャハーダをしましたが、私の将来の夫となる人物も、その瞬間に同じマスジドにいたということは、その時はまだ知る由もありませんでした。アルハムドゥリッラー。

シャハーダを行なった2ヵ月後、私は自分の宗教についてある程度の自信と知識が伴ってきたため、最終的に父と義母に改宗について打ち明けることにしました。父は「私は明晰な頭脳を持つキリスト教徒として、お前が過ちを犯していることは明らかだ」と言いました。私は彼がキリスト教の実践すらしていないこと、そして彼のイスラームに対する怒りと偏見は痛烈な見当違いであるということにはあえて触れず、神のために歯を食いしばり発言を我慢しました。

父はそれ以降、私と連絡を取ろうとしませんでしたが、1ヶ月後、結婚した旨をメールで知らせると、私が彼にとって死んだも同然であること、そして二度と彼に連絡をしてはならないということを告知してきました。私の義母には今でもメールをして家族の近況について連絡を取りますが、私の兄弟、父、そして旧友たちは皆、私との関係を断絶しました。

翌年、私は自分の新しい宗教と共に育ち、どこであっても知識の習得、そして自分に平穏と満足心をもたらした宗教の教えを宣べ伝えることを心がけています。現在、私はアラビア語とクルアーンの朗誦法を勉強しており、良き妻であろうと努力しています。

今の私の人生は、以前の人生の面影すらありません。私は毎日、神の法、預言者の伝記、そして良きムスリムになるためには何が求められているのかについて学んでいます。たとえそれらの行いによる報奨が天国ではなかったとしても、私はムスリムとして毎日の中に素晴らしい平穏を見出し、神のために捧げる人生を生きることからもたらされる喜びに対して感謝の気持ちで一杯です。

私は冒頭で、旅路が最終的にどこに辿りつくかは分からないものであること、そして人生とは単に驚きの連続ではなく、全体として認識を超えた変化をするものであるということと述べました。時に、それらの変化は試練をもたらしますが、それらの試練を生き延びる者は、夢にも思わないようなこと以上のものを祝福されるのです。私のケースにおいては、イスラーム、そしてより良い人生だけでなく、来世への希望という祝福を授けられました。神こそは最も寛大な御方であり、慈悲あまねく御方です。

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